インフルエンザ・花粉症とLPS
インフルエンザワクチンによる
効果的な感染予防に、
LPSの
経口摂取が有効であることが
報告されています。
人間の体は一度病原菌に晒されると、その病原菌に対する抗体 が体の中につくられ、2度目に感染した時には症状が出ないか軽 くてすむ、という獲得免疫の力を持っています。その原理を応用した予防法がワクチンです。
インフルエンザワクチンとしては、インフルエンザウイルスの一部や死んだインフルエンザウイルスが投与されます。
通常、インフルエンザウイルス成分の投与だけでは抗体は60%程度しか効果的に誘導されません。ところが、インフルエンザワクチンとLPSを一緒に舌下投与した場合、抗体産生が有意に高 まることがわかりました。
LPSの花粉症予防効果が
実証されました。
鼻のかゆみなど、
嫌〜な症状が抑制!
花粉症やアトピー性皮膚炎など、なんらかのアレルギー疾患に 罹患している人は人口の30%以上を占め、さらに、ここ20年で約3倍にも増加しています。
なかでも多くの人が悩まされている花粉症は、獲得免疫のバランスが乱れたことが原因で起こるアレルギーです。
右の実験は、マウスを花粉症にかからせる実験中に、LPSを混ぜた水を飲ませたもの。水だけを与えたマウスに比べて、鼻をかむ回数が格段に減少しました。