ストレスと加齢が
ストレスと加齢が免疫力を下げる
免疫力を下げる
ストレスと免疫力
「腹が立つ」「悲しい」「怖い」などの精神面のストレスを感じると、体内では交感神経が緊張します。すると、この緊張が内分泌系器官に伝達されて、コルチコイドというホルモンが分泌されるのですが、コルチコイドホルモンは一種のステロイドホルモンで、免疫担当細胞の働きを弱めたり、殺してしまう作用を持っています。そのため、何か精神的ストレスがあると、免疫系も弱ってしまうのです。
加齢と免疫力
歳をとるに従い、「風邪を引くとなかなか調子が元に戻 らない」「予防接種を受けても効き目が出ない」「怪我を すると傷あとがなかなか消えない」というような実感を 持つ人が増えます。
怪我の治りに関して言うと、傷を受けた部分に集まってくるマクロファージの数が、若いときでは傷を受けてか ら7日目がピークであるのに対して、高齢者層では84日 という結果が出ているそうです。
加齢によって耳が遠くなったり、物が見にくくなったりするのと同様に、免疫力も年齢とともに衰えてくるものだと 言えるでしょう。何歳になっても高い免疫力を 維持す るためには、免疫力をサポートする賢い食生活、生活習 慣、そして気持ちを明るく持つことが重要です。